- ニュース全般
-
『中国 現状での日中韓首脳会議開催には慎重姿勢』
NHK 1月11日 23時52分
去年の開催が見送られた日中韓3か国の首脳会議について、中国外務省の高官は、日本政府の中国や韓国に対する政策に課題が残されているなどとして、現状での開催には慎重な姿勢を示しました。
日本、中国、韓国の3か国による首脳会議は、去年、日本が議長国として開催を目指してきましたが、韓国の内政の混乱などを受けて開催が見送られ、日本政府は日本での早期開催に向けて調整を続けています。
これに関連して、中国外務省の劉振民次官は、11日、北京で記者団の取材に応じ、「3か国の協力は非常に重要で、ことしは開催できると考えている」と述べました。
その一方で、「日本の政府や指導者は、言葉ではよいことを言いながら、実際には、対中政策や対韓政策において、依然として困難に直面している」と述べ、日本政府の中国や韓国に対する政策に課題が残されているなどとして、現状での開催には慎重な姿勢を示しました。
これは、日本政府が、慰安婦問題を象徴する少女像の設置をめぐり、韓国に対抗措置を打ち出したことや、稲田防衛大臣が先月、靖国神社に参拝したことなどを念頭に置いた発言と見られます。
中国政府は、11日に発表したアジア太平洋の安全保障政策についての白書でも、日中関係について、「日本側は歴史や海にまつわる問題をめぐり消極的な行動をとっている」と指摘し、関係改善のプロセスを妨げるべきではないとくぎを刺しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170111/k10010836091000.html- 0
17/01/14 18:23:11