ケント・ギルバート「米国人としてハッキリ言う。日本を弱い国にしたいから憲法9条をつくった」

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      17/02/01 20:00:44

    トランプ大統領がもたらす日本の「変化」 憲法改正議論が進むことを期待

    zakzak by夕刊フジ 2016.11.12
    ケント・ギルバート


    米国で8日(日本時間9日)に投開票された米大統領選は、メディアの事前予想に反して、共和党候補のドナルド・トランプ氏が圧勝した。議論とは呼べない誹謗中傷ばかりで、荒唐無稽な政治主張を繰り返したトランプ氏がなぜ当選したのか。日本人の大半は理解できないと思う。

     実は、私も偉そうなことは言えない。今年2~3月、共和党の予備選挙が激しく展開されていた当時、NHK「日曜討論」などに出演した私は「トランプ氏が大統領候補になることは絶対にありません」と、全国ネットの放送で断言した。

     つまり大恥をかいたわけだが、お陰さまで、日米とも大手メディアの情報を信じすぎると、思考が自然に偏向するという現実を再認識できた。

     5月上旬に一時帰米したとき、米国内の「熱」を肌で感じてからは、妻や息子たちが「トランプ支持者」になった理由を理解できた。同時に「トランプ大統領」の誕生は、日本が戦後の米国依存を終わらせて自立するのに大いに役立つと考え始めた。

     現状に不都合がある場合、何かを変えなければ今より良くなることはない。米国は「イチかバチかの国」なので、「試しに変えて、ダメなら元に戻せばいい」と考える。

     しかし、日本人は不都合を「我慢すればいい」「慣れればいい」と考える。私に言わせれば異常なほど、変化という行動の失敗を恐れる。だから不都合は、取り返しがつかない規模にまで膨らむ。

     トランプ氏の当確が出た後の街頭インタビューを見ていると、「不安だ」と話す日本人が多い。確かにトランプ氏は、今後、何をやらかすのか私にも想像できない。不安を抱く気持ちも分かる。

     不安が高じたのか、「米国人はバカだ!」とツイッターなどで憤る人がいるが、「バカに国防を依存する日本人はもっとバカだ!」と言い返そう。

     面白いのは、北朝鮮が核実験を繰り返し、ミサイルを領海付近に打ち込んでも、ほとんど憤らず、中華人民共和国(PRC)が、尖閣諸島のみならず、沖縄県をすべて奪おうと行動を始めているのに、まったく騒がなかったメディアが、「日米安保や在日米軍はどうなるのか?」と、話題にし始めたことだ。

     トランプ氏は「日本人は自分の国を自分の力で守れ」と当たり前のことを主張している。それを実行するには、日本国憲法第9条が邪魔である。

     「平成の黒船来航」ともいえる、トランプ大統領誕生をきっかけに、「憲法9条のおかげで日本は平和だった」などという夢物語から日本人が覚醒し、憲法改正の議論が一気に進むことを期待している。


     ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人』『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人』(いずれもPHP研究所)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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