わいせつ行為する目的で女児を待ち伏せ、かばんに入れ誘拐しようと…男３度目の逮捕「間違いない」

福井県警福井署と県警捜査１課は１２日、女児を誘拐しわいせつ行為をする目的で女子トイレに入ったとして、福井市の無職、前川敬仁容疑者（２３）を再逮捕した。
前川容疑者の逮捕はこれで３度目。「間違いない」と容疑を認めている。

今回の逮捕容疑は８月２８日昼１時４０分ごろ、女児をかばんに入れて誘拐しわいせつ行為をする目的で、石川県加賀市内のショッピングセンター２階の女子トイレに侵入した疑い。
前川容疑者は犯行当時、女装し、大型のかばんなどを持ち込んでいたという。
さらに余罪があるとみて調べている。


前川容疑者は、別の女児２人を誘拐しようとしたとして逮捕されており、わいせつ目的の犯行であると供述していた。

３月３０日の事件では、前川容疑者は警察官をかたっている。
昼１時ごろ、同県永平寺町内の公共施設駐輪場で、１人で自転車を止めていた面識のない小学校高学年の女児に「警察のものですが、協力してくれませんか」などと声をかけ、わいせつ目的で誘拐しようとしたとして逮捕された。
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女児は前川容疑者が持っていた大型のかばんや近くに止めてある乗用車のドアが開いたままになっていることなどを不審に思い、すぐにその場を離れ施設職員に相談しに行ったたため、無事だった。

犯行当時、縦５０センチ、横７０センチ、幅３０センチのナイロン製の黒い大型かばんと、荷造り用のビニール紐などを所持しており、女児をかばんに入れて連れ去ろうとしていたとみられる。

また、８月３１日の事件では、変装のためか女装姿。
同町内の公共施設駐輪場に止めてあった面識のない女児の自転車の前かごに、特定の場所に女児を誘いだす内容の手紙を置き、わいせつ目的で誘拐しようとしたとして逮捕された。

女児は怖くなり、自身が通う小学校の女性教諭に相談したため、無事だった。

女児を誘いだそうとしていた場所に警察が向かうと、前川容疑者はこのときも大型かばんなどを持ち、女性かつらやスカートといった女装姿で待ち構えていた。
（前川容疑者は、９月１日に逮捕、送検されたが、２２日、処分保留で釈放）


ともに女児が機転を利かせ、ついて行かなかったり、身近な大人に知らせたりしたことが惨事を未然に防いだ。

一方前川容疑者は、大型かばんとビニール紐などを用意し、現場近くに乗用車を止めるなど、計画性をうかがわせる。

　福井県警福井署では「声かけや呼び出しに応じず『行かなかった』ことや、施設職員らに『知らせた』ことが誘拐を未遂に終わらせた」と指摘。
防犯標語「いかのおすし」（行かない、乗らない、大声を出す、すぐ逃げる、知らせる）が実践されたことに「学校や家庭での指導が実を結んだ」とほっと胸をなで下ろした。
2016/10/13(木)
p://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-00010000-fukui-l18
http://mainichi.jp/articles/20160923/ddl/k18/040/165000c