- なんでも
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親の言葉や態度は子どもの心に大きなダメージを与える可能性を持っている。子どもを傷つけないで育てる親などは存在しないし、どんなに素晴らしい親でも意図せずに子どもを傷つけることがある。
子育てにつきものの子どもを傷つけてしまう体験と心理的虐待の違いは、子どもが「自分は親から愛されている」「自分は親にとって特別な存在だ」と思えるか否かにある。「親から愛されている」と思える子どもにとっては、親の言葉や態度で傷つけられても、それが心全体にダメージを与えることはなく、「愛されている」という確信に基づく安心感に吸収されるのである。しかし、心理的虐待の場合には、心理的な傷つき体験の繰り返しが「愛されている」という基本的な安心感そのものを揺るがし、壊してしまい、親の何気ない言葉や態度が重大なダメージを与えてしまうのである。- 0
04/10/13 20:17:46