高齢者3人殺傷　27歳男の初公判　前橋市

日本テレビ系(NNN) 6月30日 13:22分

　2014年、群馬県前橋市で住宅に侵入し、高齢者3人を殺傷したとして起訴された男の初公判が開かれ、男は起訴内容を一部否認した。

　無職の土屋和也被告（27）は、2014年11月、前橋市の住宅に侵入し、小島由枝さん（当時93）をバールで殴って殺害した罪や、翌月、前橋市内の川浦種吉さん（当時81）の自宅に侵入して川浦さんを包丁で刺し殺害した上、妻の二美江さん（当時80）を刃物で刺して殺害しようとした罪などに問われている。

　初公判で、土屋被告は起訴内容について問われるとその場に座り込み、答えられなかったため、弁護士が代わりに「二美江さんへの殺意はなかった」と答え、起訴内容の一部を否認した。検察側は冒頭陳述で、「全く関係のない、高齢な方を狙った残忍な犯行だ」と指摘した。