保釈中に「再犯」 強姦事件で懲役9年判決の男

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  • 16/06/13 21:30:09

 連続強姦ごうかん事件で大阪地裁から懲役9年の判決を言い渡され、控訴中に保釈された被告の男が、保釈の2週間後に東京都内で別の女性を暴行したとして、強姦罪などで起訴されていたことがわかった。

勾留された被告が保釈される割合は年々増えているが、再犯率の高い性犯罪で長期の実刑を言い渡しながら保釈を認めた大阪地裁の判断に対し、疑問の声が上がっている。

 関係者によると、無職永井優輝被告
(26)は2013年9月~15年4月、大阪市内の自宅
(当時)に20歳代の女性3人を誘い込み、暴行したとして強姦致傷罪で大阪地裁に起訴された。

 同地裁は、今年
1月25日に開かれた裁判員裁判の初公判の10日前に永井被告を保釈。

初公判で被告は起訴事実を認めた。

同地裁の裁判長は同29日、懲役9年の実刑判決を言い渡し、被告を収容したが、被告側は量刑を不服として即日控訴し、改めて保釈を請求。
裁判長は2月1日、保釈を許可した。

 だが、永井被告は、その2週間後の15日に東京都新宿区のホテルで別の20歳代女性を監禁、暴行したとして、3月に強姦、監禁罪で東京地裁に起訴された。
 大阪地裁判決によると、永井被告は13、15年の事件で、いずれも女性をスカウトし、面接などと称して自宅に誘っていた。

女性の顔を殴って骨折させたり、腹部にスタンガンを押しつけたりしたほか、暴行場面を撮影したこともあり、検察側は論告で「再犯の恐れがある」と指摘。

判決も「常習的かつ手慣れた犯行」と指摘していた。

 永井被告は東京の事件でも、携帯電話で「モデル募集」などとウソのメッセージを送信。

女性をホテルに誘い込み、暴行に及んだとして起訴されている。

 大阪の事件では、大阪高裁が今月7日、被告側の控訴を棄却。

東京の事件で勾留中の永井被告は「合意があった」などと起訴事実を否認しているとみられ、東京地裁で現在、公判前整理手続きが続いている。

長期の実刑 保釈は異例

 法定刑の下限が懲役1年以上の事件は、刑事訴訟法上、裁判所が「保釈するべき特別な事情があり、逃亡などの恐れもない」と判断しない限り、保釈できない。
このため、下限が懲役5年の強姦致傷罪のように、長期の実刑が言い渡される事件での保釈は極めて異例だ。

性犯罪の再犯率は高く、15年の調査では、08~09年に性犯罪で有罪判決を受けた被告の32%に性犯罪の前科があった。

6月12日 読売新聞

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