急上昇
春雨サラダ
男児の成長を祝い、端午の節句に飾られる五月人形が「カワイイ化」している。
かつては、勇ましいイメージの大将飾りが好まれたが、最近は3頭身の「赤ちゃん顔」が主流になった。背景には、大きいサイズの人形が置けないという近年の住宅事情のほか、選択権を握った母親の「勇ましい顔立ちは怖い」という声があるようだ。
「ボクはカブトと一緒に強くなる」。西武池袋本店(東京都豊島区)は今年の五月人形のパンフレットに、こんなキャッチフレーズを添え、かわいらしい顔立ちの大将飾りを表紙に据えた。五月人形売り場を担当する同店こども部の森淳一係長は「よろいの勇ましさと顔立ちのかわいらしさ、その両方が欲しいという声が多くなっている」と説明する。表紙の「カワイイ」大将飾りは、商戦がピークを迎えた3月末、いち早く完売したという。
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