- ニュース全般
- キンカン
- 16/03/18 23:34:52
NHK NEWS WEB 03月18日 20時38分
3月、金沢市で盲導犬を連れた目の不自由な男性が、タクシーに乗ろうとしたところ、運転手から「車内が汚れる」などとして乗車を拒否されていたことが石川運輸支局などへの取材で分かりました。
運輸支局では道路運送法に違反していると見て、タクシー会社に対する行政処分を検討しています。
石川運輸支局や県によりますと、3月3日、金沢市武蔵町にあるタクシー乗り場で、盲導犬を連れた目の不自由な男性がタクシーに乗ろうとしたところ、運転手から「車内が汚れる」などと言われ乗車を拒否されました。
石川運輸支局は、男性からの相談を受け、運転手やタクシー会社に事情を聞いたところ乗車を拒否していたことが確認されたということです。
道路運送法では、バスやタクシーなどの運転手は、やむを得ない場合を除いて、乗車拒否をしてはならないと定めています。
今回の乗車拒否が道路運送法に違反していると見て、タクシー会社に対する行政処分を検討しています。
今回の事案を受け、県タクシー協会は、加盟するタクシー会社すべてに対し、盲導犬の乗車を拒否しないよう求める通達を出しました。
一方、乗車を拒否した運転手が所属する金沢市のタクシー会社は、「運転手は以前、大型犬を乗せた際に、座席のシートに毛が付き、次に乗せた客から苦情を受けたため、乗車を拒んだと説明している。
今後、運転手への指導を徹底し再発防止に努めたい」としています。
- 0 いいね