元巨人選手野球賭博事件　胴元側の大学院生の40歳と26歳男逮捕


プロ野球・巨人の元選手らによる野球賭博事件で、新たな黒幕が逮捕された。逮捕された大学院生の男は、選手の負け金を球場に取り立てに行って、一連の事件発覚のきっかけを作った人物だった。
2016年5月、愛知・名古屋市の大学院の喫煙スペースでタバコをふかす男。同じ場所で別の男もタバコを吸っていた。
２人は、賭博開帳図利の疑いで警視庁に逮捕された、名古屋市内の大学院生・松永成夫容疑者(40)と、大石 健太郎容疑者(26)。
大学院で会計士の勉強をする傍ら、2014年から2015年にかけてプロ野球と高校野球およそ30試合で野球賭博の胴元になり、福田聡志元巨人投手(32)と公判中の笠原将生被告(25)ら8人に賭けをさせた疑いが持たれている。
同じ大学院に通う学生は、「やはり驚きました。喫煙所で何人か一緒にタバコ吸ってる中に2人がいて、しゃべっている姿は、よく見かけたと思います」と語った。
松永容疑者は、「内容に関して自分は一切お答えするつもりはないんで連絡をしてもらっても困るので、もう一切連絡をしないでください」と語っていた。
松永容疑者は、2015年9月、神奈川県の球場に、福田元投手の負け金を取り立てに行って一連の野球賭博発覚のきっかけを作っていた。
警視庁は、利益の一部が暴力団に流れた可能性もあるとみて金の流れの解明を進めている。

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