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- 匿名
- 16/02/21 23:12:13
日本マクドナルドホールディングス(HD)は2月9日、2015年12月期連結決算の最終損益が 347億円の赤字(前年同期は218億円の赤字)と発表、01年の上場以来過去最悪を更新した。
14年夏以降に発覚した期限切れ鶏肉の使用問題や異物混入問題などで業績が悪化し、回復のめどが立たない状態だ。 市場関係者や経済界では、再生は難しいという声が多数派だ。
ここからわかるのは、これ以上の価格帯の引き下げを行っては経営が成り立たないということだ。売上総利益を上げる必要がある。そのためには利益率が高い商品を開発し、ある程度は高価格帯の商品も販売していかなければならないのだ。
特に、競合他社と差別化を図る上で、ハンバーガーの新商品のヒットは必須といえるここ数年、マクドナルドの商品戦略は混迷を極めていた。
以前であれば、「えびフィレオ」「メガマック」「てりたまバーガー」「チキンタツタ」「月見バーガー」など、多くのヒット商品があった。
しかし、ここ数年でヒットした商品を挙げることは難しい。商品戦略は方向性を見失い、 そもそも期限切れ鶏肉の使用問題や異物混入問題以前に、すでに低迷し始める要因となっていた。
マクドナルドはこの1年で商品戦略を「アメリカンテイスト」から「国産」へ大きく転換しようとしていることが読み取れる。しかしモスバーガーが大きく先行していてモスバーガーで使用される生野菜はすべて国産で、全国約3000軒の農家から新鮮な野菜を仕入れている。02年から「日本の味、地域の素材」を大切にしたご当地メニューづくりをスタートさせており、10年には「モス日本全国うまいものめぐり」と銘打ち、全国を5つのエリアに分けて地元の素材や名物料理を取り入れたメニューを販売。ハンバーガー業界では今や国産の競合には激しいものがある。
biz-journal.jp
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