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号泣議員・野々村被告がスキンヘッドで出廷。「記憶ない」連発【元兵庫県議】

◆野々村被告、初公判にスキンヘッド出廷「無職でございます」
スポーツ報知 1月27日(水)7時5分配信

　日帰り出張を繰り返したなどとうその収支報告書を提出し、政務活動費約９１３万円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われた元兵庫県議・野々村竜太郎被告（４９）の初公判が２６日、神戸地裁（佐茂剛裁判長）で開かれた。一昨年７月の号泣釈明会見以来、１年半ぶりの公の場となった野々村被告はスキンヘッド姿で入廷。起訴事実を否認する一方「覚えておりません」など曖昧な証言を続けた。次回公判は２月２２日。神戸地裁は同被告を３月２５日まで勾留することも決めた。１１月のドタキャン、強制出廷など異例続きの裁判を、中村卓記者が「見た」。

　我が目を一瞬、疑った。午前１０時３０分、入廷してきた野々村被告はスキンヘッドだった。色つきのメガネをかけ、体形も一回り太った印象。号泣会見の１年半前とは別人だ。冒頭、名前や職業を問われると、逐一「はい」と返事をしながら「野々村竜太郎でございます」「無職でございます」と応じた。毅然（きぜん）とした態度が見て取れた。

　昨年１１月２４日に予定された初公判を「家を出ようとしてマスコミと鉢合わせ、パニックになった」と欠席。野々村被告はそのことについてまず謝罪の機会を求め、裁判官と検察、弁護人、傍聴席にも頭を下げた。検察側の冒頭陳述ではイスに座って背筋を伸ばし、検察官を直視。耳こそ赤かったが、落ち着いた様子だった。

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