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- 匿名
- 16/01/08 17:15:05
秋田県内で冬にもかかわらず、コートを着ないで通学する男子高校生の姿が目立つ。秋田市などの高校は健康管理のため、防寒着の着用を呼び掛けているが、「なかなか改善されない」のが現状だ。
高校生側には「みんなが着ていないから着ない」という声が多い。
コートを着て、自分だけ逆に目立ちたくないという“横並び意識”もあるようだ。
高校生がバスや電車を利用するJR秋田駅周辺。制服の上にコートなどを着ていない男子高校生が目立つ。防寒具はマフラーや手袋だけ。バス停では手をズボンのポケットに突っ込み、首をすくめながら立っている高校生もいる。バスから降りた男子生徒(3年)は「寒いけれど、コートは絶対に着ない」ときっぱり。家族からも着るように言われているが、「みんな着ていないから。自分だけ着ると目立ちそう」と話した。一緒にいた友人は「コートを着ると『寒がりでひ弱そう』と思われる」と付け加えた。
コートは着ないが、防寒対策として学生服の内側で、しっかり厚着する高校生も多い。秋田市の別の男子生徒(2年)は「同級生や先輩もそうだから」との理由でコートを着ていない。その代わり、長袖Tシャツ2枚を重ね、ワイシャツ、カーディガンを着て、その上に学生服を着る。
寒そうにしている男子生徒を見守る教員の胸中は複雑だ。秋田南高の生徒指導担当教諭は「吹雪の中を震えながら登校する生徒を見ると、なぜコートなどを着ないのかと不思議に思ってしまう」と首をひねる。
秋田魁新報
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