国連演説の皇太子さま　雅子さまから英語レッスン受けられた へのコメント（No.404）

読売新聞の記事↓

◆水と衛生「国際貢献、誇り」　皇太子さま国連本部で演説
読売新聞　2015年11月21日

　皇太子さまは20日午前（日本時間21日未明）、国連本部で開かれた国連「国連水と衛生に関する諮問委員会」の最終会合に出席された。今年末に活動を終える諮問委員会の11年間の成果が報告され、2007年から名誉総裁を務めてきた皇太子さまは「皆様とともに国連と国際社会に貢献し、多くの成果を上げたことを誇りに思います」と英語でスピーチされた。
　皇太子さまは、諮問委員会が創設された04年以降、14億人が安全な飲料水を、12億人がトイレなどの衛生施設を利用できる憂ようになったと説明。30年までにすべての人が利用可能にするための提言を盛り込んだ諮問委員会の最終報告書について「私たちを導く重要な道しるべとなることを希望します」と述べられた。皇太子さまは同日夕（同21日早朝）、帰国の途につかれた。

・世界の弱者支援　新しい公務示す

　皇太子さまの8年間にわたる国連での活動は、皇室の新しい国際親善の可能性を感じさせるものとなった。
　日本の皇族が国連関連組織の名誉総裁に就いたのは初めてで、皇太子さまは「水と衛生」に関する国際会議でたびたび講演。2000～13年に諮問委員会の議長を務めたオランダのウィレム・アレクサンダー国王ら各国の王室とともに、世界の子どもの健康や貧困に直結する問題の解決に取り組まれてきた。
　委員の広木謙三さんは「皇太子さまが名誉総裁に就いたことで、諮問委員会の発言力が増し、各国の真剣な取り組みにつながった」と話す。国連を舞台にした皇太子さまの活動は、弱い立場にある人たちに寄り添い、その救済を後押ししてきた皇室の活動を世界に広げた。

（太田雅之）