【物語】
柴田ミチコは30歳。勤めていた会社が突如倒産して職を失い就活も連敗中。無職なのに年下の男に貢ぎ続けて貯金も底をついた。何もないが肉が食べたい。そんな折､前の職場でいつもミチコを罵倒するため怖くて大嫌いだったかつての上司・黒沢歩と偶然再会する。彼は祖母が営んでいた喫茶店のマスターになっていた。生きていくために(食べていくために)黒沢の喫茶店「ひまわり」でアルバイトを始めるのだが､以前の関係と同様こき使われバカにされる毎日。しかし彼が作るオムライスや大人様ランチなどの美味しい料理への欲望には勝てずにいる。
ミチコは日々様々なトラブルに見舞われる中､無愛想ながらも手を差し伸べてくれる黒沢の今までとは違う一面を目の当たりにする。そして再就職､念願の彼氏ゲット､黒沢の元カノや初恋の人の登場､さらには喫茶店「ひまわり」閉店の危機が訪れ…。