タクシー運転手刺した男逮捕

ＮＨＫ

２６日の夜１０時ごろ、青森市で、タクシーの運転手を包丁で刺し、ケガをさせた無職の６３歳の男が、傷害の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、青森市西滝１丁目の無職、菊池利一郎容疑者、６３歳です。
警察によりますと、菊池容疑者は、青森市内でタクシーに乗り込み、２６日の夜１０時ごろ、青森市青葉１丁目の路上に停止した車の中で、タクシー運転手の５３歳の男性の左胸を、包丁で刺し、ケガをさせた傷害の疑いがもたれています。

犯行後、車内にいたところを、警察官にその場で逮捕された菊池容疑者は、酒を飲んだ状態で、その後の調べに対し、「包丁で刺した」と容疑を認めているということです。タクシー運転手の男性は、病院に搬送されて手当てを受けていますが、消防によりますと、搬送される際、話せる状態で、命に別状はないと見られています。

事件を目撃した代行タクシーの運転手の男性は、「信号待ちをしていたら、タクシーの運転手が『強盗だ。助けてくれ』と叫んでいたので、すぐに駆けつけた。運転手は、胸から血を流していたが、犯人の手を、みずから押さえていた。
それに対し、犯人は無抵抗で、諦めたような様子だった」と話していました。警察は、強盗の可能性もあると見て、事件の詳しい状況や動機について調べています。
8月27日　09時28分