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>>25261
続く黙秘、解明できず…
8月12日
13日で発生から丸1年となる。
殺人罪で起訴された大阪出身の山田浩二被告(46)は黙秘を貫いている上、物証も乏しいため、府警は殺害の方法や場所など核心部分を特定できなかった。
府警幹部は「真相解明にはほど遠いが、やるべきことは全部やった」としており、検察側は間接証拠を積み重ねて立証するとみられる。
「女の子に声をかけ、車内に連れ込んだが、同乗者が後部座席で女の子を殴るなどし、遺体を遺棄した。男の子もいた」。
事件発覚から8日後の昨年8月21日夜。
平田奈津美さんの遺体を遺棄したとして逮捕された被告はこう話すと、「同乗者」の名前すら明かさないまま、すぐに口をつぐんだ。
昨年12月下旬に星野凌斗さんへの殺人罪で起訴されるまでの約4カ月にわたり取り調べは続いたが、この間、口にしたのは「黙秘」の言葉だけ。
供述調書は一通も作られておらず、凶器や目撃証言といった直接証拠もない。
検察側は公判で、被告の軽ワゴン車から平田さんのDNA型とほぼ一致する微量の血液が検出されたことや、事件当日に被告が着ていた衣服から2人のDNA型と矛盾しない微物が見つかったことなどを軸とする間接証拠の積み重ねで、被告以外に関与した人物がいなかったことを立証するとみられる。
大阪地裁で開かれる予定の裁判員裁判は、事前に争点を絞り込む公判前整理手続きも始まっておらず、
初公判の見通しは立っていない。
ある捜査関係者は
「山田被告以外の関与がないことを証明するため、大量の間接証拠を集めた。
整理するだけでもかなりの時間がかかるだろう」と話した。
産経新聞- 0
16/08/13 08:01:56