岩に挟まれ小１男児死亡、川で野外教室中 新潟

時事通信 [8/6]

6日午後2時5分ごろ､新潟県湯沢町土樽の魚野川の河原で｢川遊びをしていた子どもが倒れた石に挟まれた｣と119番があった｡

駆け付けた県警南魚沼署員らが倒れている男児を発見｡
頭を強く打っており､間もなく死亡が確認された｡

同署によると､亡くなったのは東京都品川区の小学1年の男児(7)｡
岩場から約2ﾒｰﾄﾙ下の川に落下しており､近くに血の付いた重さ約2ﾄﾝの岩があった｡

前日までの雨で不安定になった岩に手をかけ､共に落下して頭を挟まれたとみられる｡

小１男児死亡　川を管理する県が現場確認(新潟県)

　６日午後、湯沢町の川で遊んでいた小学１年の男児が倒れてきた石にはさまれ死亡した事故を受け、７日朝、川を管理する県の職員が現場の状況を確認した。

　この事故は、６日午後２時すぎ、湯沢町土樽の魚野川で、川に入って遊んでいた小学１年の男児が倒れてきた川岸の石にはさまれ死亡したもの。

　一夜明けた７日朝、川を管理する県の職員などが現場を訪れ、川の状況を確認した。

　これまでの警察の調べで、倒れた石は、長さ１８０ｾﾝﾁ、幅７０ｾﾝﾁ、重さは２ﾄﾝほどあり、男の子が手をついた際に倒れてきたとみられている。

　死亡した男児は東京都内の塾が主催した野外教室に参加していた。

　警察は引率した教職員から事情を聞くなどして、事故の原因を調べている。(8/7 ﾃﾚﾋﾞ新潟)

新潟日報

　予備校大手の河合塾が運営するドルトンスクール東京（東京都渋谷区）の野外教室に参加して川遊びをしていた東京都品川区の小学１年生肖智翔君（７）が、倒れてきた石に頭などを挟まれ死亡した。
　川から上がった男児が石に手をついた弾みに石が倒れた。
その際、男児は石と別の石に上半身を挟まれた。
現場の河原では大小の石が積み重なっていた。

　地元の観光関係者によると、５日の夕方には強い雨が降っており、同署は川が増水と渇水を繰り返した結果、河原の砂利が流されるなどして石が不安定になっていた可能性があるとみている。

　現場周辺は川遊びをする場所として知られ、夏場は家族連れらでにぎわうという。
男児はドルトンスクール東京が５～７日の日程で企画した野外教室に参加していた。
６日午後１時半ごろから小学１～３年の32人、引率の担当者９人とともに川遊びをしていた。
他の児童にけがはなかった。

　河合塾は「亡くなられた児童、およびご家族に心よりおわびする。他の児童にも不安を与えてしまい、精神的なケアに誠心誠意務めていく」とコメントした。

　事故を受け、湯沢町観光協会は「川で遊ぶ人に注意を促す対策をとりたい」としている。

小１死亡、石は２トン「何がどうなったのか…」

　死因は脳損傷で、同署が事故原因を調べている。

　事故を受け、付近の河川を管理する県南魚沼地域振興局地域整備部は同日、河川の現状を確認した。
現場は川遊びの場所になっているが、担当者は「大きな石が落ちた経験がなく、何がどうなったのか分からない」と話した。

　同部は湯沢町や町観光協会を通じ、宿泊施設に対し、子どもから目を離さないことや大雨が降ると川が増水することなどを宿泊客に呼びかけるように求めた。

The Yomiuri Shimbun