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小６女児行方不明 公開捜査

　「女の子に興味があり、さらえるタイミングを伺っていた」という趣旨の供述をしていることが７日、捜査関係者への取材で分かった。

　女児が行方不明になった店の女子トイレ内から、伊藤容疑者の指紋が検出されたことも判明。
「女児の口を粘着テープで口をふさごうとしたが、うまくいかなかったので、結束バンドで手首を縛った」と供述しているといい、県警は伊藤容疑者が事前に周到に準備して女子トイレ付近で待ち伏せし、抵抗する女児を無理やり車に乗せて連れ去ったとみて、未成年者略取の疑いでも調べる。

　捜査関係者によると、トイレに残された女児の右片方のサンダルの状態などから、女児は個室に入った際に事件に巻き込まれた可能性が高い。
犯行に使われた車がトイレの前に止まっていたとの目撃証言もあり、県警は伊藤容疑者が事前に下見をし、人目につきにくい場所を選んで犯行に及んだとみている。

　県警は、女児を乗せた伊藤容疑者の車が県中西部を中心に走行していたことを確認。
現時点では宿泊施設や店舗に立ち寄った形跡はなく、県警は女児を１日半にわたって車で連れ回していたとみて、足取りの解明を進めている。
　県警は７日、伊藤容疑者を奈良地検に送検した。

産経ニュース