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- 匿名
- 15/06/27 10:45:52
Mocosuku Woman 6月27日 10時33分配信
死因第1位は「家庭内事故」 昨日と今日は違うことをする、子どもの行動を予測する方法
いつどこで覚えたのか、予想もしない遊びを始めるのが子ども
東京都内で今月8日、ドラム式洗濯機の中に閉じ込められて7歳男児が死亡するという事故が起きました。ドラム式洗濯機は、洗濯中に中身が飛び出すことを防ぐため、内側から開くようにはできていませんが、今回の事故で閉めることは可能だということがわかりました。消費者庁は26日、子供のいる家庭では、ふたを空けられなくするチャイルドロックなどを活用して事故を防止するよう、改めて注意を呼び掛けています。日本では、成人の死亡原因1位はがんですが、子どもの死因の第1位は、「不慮の事故」です。平成25年の国民生活センターの発表によると、12歳以下の事故情報7997件のうち、発生場所が「家庭内」である事例は5390件と約7割を占めています。どのような事例があるのでしょうか。みてみましょう。
◆子どもの家庭内事故は何歳ごろが多いの?
平成25年の国民生活センターの発表「医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故-子ども編-」の報告によると、子どもの家庭内事故の年齢別内訳は、0歳以上2歳未満が3107件で85.1%、2歳以上6歳未満の事故が3382件で63.5%、6歳以上12歳以下の事故は1508件で39.7%でした。
ある程度年齢が高くなると減少傾向にありますが、目に付いたものを口に入れてしまいがちな「誤飲・誤嚥(ごえん)」は0歳以上2歳未満でもっとも多く、「ぶつかる・当たる」といったケガの割合は6歳以上12歳以下がもっとも多く、次いで2歳以上6歳、という結果になっています。
◆もっとも多いのは「転落」
子どもの家庭内事故5390件のうち、最も多いものは「転落」です。
発生場所上位3位は、
・「階段」28.6%
・「ベッド」15.6%
・「ソファ」12.1%
ソファやベッドは子どもを寝かせることも多い場所ですね。しかしある程度行動ができる年齢になると、格好の遊び場になります。極力大人が目を離さないのは言うまでもありませんが、ソファを置いたり、カーペーットを敷くなど、子どもがぶつかったり転落することを予想したものの配置を心がけましょう。
ソファでは、次のような事例も報告されています。
『4歳の息子が、電動リクライニングベッドのマットとヘッドガードの間に首を挟まれて窒息し死亡した。ベッドは2年前にインターネット通販で購入したもの。下降ボタンを押さなくてもリモコンにちょっとした振動が伝わっただけで勝手に下降したり、リモコンを裏向きに置いた程度で下降ボタンが作動したりすることがあった。親が目を離した間の事故なので詳細は不明だが、何らかの理由で起こしていたマットの背もたれ部分の裏側に入ってしまったようだ。首が絞まるまで本人が下降ボタンを押し続けるとは考えられず、リモコンの不具合がなければ事故は起きなかったはずだ』
また「風呂場」も、転倒が起こりやすい場所です。浴室は滑りやすく、転倒時の衝撃も大きくなりますので深刻なケガに至る場合があります。過去には次のような事例も報告されています。
『父親が娘の体を洗おうとして立たせたところ、娘が滑ってしまい、浴室内に置いてあった玩具に尻もちをついた。そのとき、玩具のシャワーを支える支柱部分が膣に入り、内部を裂傷する大けがをした。母親が浴室に駆けつけたときは大量に出血していた。病院で医師から「大変なことです」といわれ出血がおさまるまで1週間入院した。1週間後に退院したが、自宅に向かう車中で大量出血し、医師の指示により救急車にて即刻病院に戻り、全身麻酔をかけて手術を受けた』
風呂場では「溺水(おぼれてしまうこと)」もあります。大人からみるとそこまで深くないと思う風呂の水位でも、ふとしたはずみで溺れてしまうのが子どもです。いっしょに入っていて目を離した隙に、また入浴中ではないときに、風呂場に勝手に入って行って溺れてしまった事例もあるそうです。意外ですが、ドラム式でない洗濯機では、洗濯槽に落ちて溺死する、というケースもあったそうです。
また、調理器具や暖房器具による「やけど」も事例が多くあがっています。炊飯器の蒸気口に手を触れたり、テーブルの上においてある電気ケトルに触って転倒させ、やけどをしてしまう、といった事故です。
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