匿名
養殖アユや「鮎ぞうすい」から禁止薬剤
朝日新聞デジタル 6月22日 21時19分配信
岐阜県池田町のアユ養殖場「池田養鱒場岐阜分場」が出荷した冷凍養殖アユから禁止薬剤エンロフロキサシンが検出された問題で、県は22日、この業者の養殖アユで作られた加工品からも同じ薬剤が検出されたと発表した。
この加工品は、レトルト食品「鮎(あゆ)ぞうすい」。同養殖場は養殖アユ170キロを同県大垣市の卸業者に出荷。ここから同県養老町の「第一物産」と、長野県飯田市の「信南サービス」に卸され、製造された7922個が岐阜、愛知、三重3県の高速道路のサービスエリアやスーパーなど計16店で販売された。回収は2157個にとどまる。過剰に摂取すると嘔吐(おうと)の恐れがあるが、健康被害は確認されていないという。
また県は、最初に禁止薬剤が見つかったアユの検体から、発がんの可能性がある別の禁止薬剤フラゾリドンも検出されたと発表した。健康に影響はない微量という。県は食品衛生法に基づき、出荷したアユの回収や、養殖中のアユの廃棄を業者に指示した。
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