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子供同士のトラブル、親の介入はどこから?
15/02/02 21:22:39
浩介が入院して一週間後に曾孫が産まれたのだ。 恵は浩介に曾孫の写真を見せながら、可愛いわねぇと目を細めて笑った。 浩介の目からは涙が流れた。 『嬉しいね。』 恵は話せない浩介の気持ちを口にしながら涙を拭いた。 浩介が倒れる前日まで、当たり前のように背中の流し合いをしていた恵は、浩介は助かるはずだと信じていた。 しかし、それから間もなくして浩介は、最期の時を迎えた。 モルヒネで意識朦朧とする中、恵の手を握り締めると、 『あ…い…して…る…よ、めぐ…み…』 と必死に伝えた。 『こうくん、愛してるよ、ずっとずっと。』 恵は頬を伝う涙を拭うこともせず、両手で浩介の手を握り締めていた。 享年、78歳だった。 浩介を亡くした5ヶ月後、今日は生きていれば浩介の79歳の誕生日だった。 恵は、1人で座間味島へと向かった。 ペンションの部屋のテラスから海を眺め、目を閉じて潮騒を聴いていた。 手には写真立てを持っていた。 『恵、何してんの?』 浩介が後ろからギュッと恵を抱きしめた。振り向いた恵に優しくキスをする。 恵は静かに目を開けると、部屋の中を見た。 ベッドに座る高校生の恵と教師の浩介が、優しくキスをしていた。 テラスに目を向ける。 優しい浩介の笑顔がはっきりと思い浮かぶ。 恵はまた海の方を見た。 そして、手に持った写真立てを自分の方に向けると、 『こうくん、愛してるよ』 と笑顔で言った。 写真立ての中では、新緑が輝く中で、あの頃より遙かに年を取った浩介が優しく笑っていた。 ―完―
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No.334 主 匿名
15/02/02 21:22:39
浩介が入院して一週間後に曾孫が産まれたのだ。
恵は浩介に曾孫の写真を見せながら、可愛いわねぇと目を細めて笑った。
浩介の目からは涙が流れた。
『嬉しいね。』
恵は話せない浩介の気持ちを口にしながら涙を拭いた。
浩介が倒れる前日まで、当たり前のように背中の流し合いをしていた恵は、浩介は助かるはずだと信じていた。
しかし、それから間もなくして浩介は、最期の時を迎えた。
モルヒネで意識朦朧とする中、恵の手を握り締めると、
『あ…い…して…る…よ、めぐ…み…』
と必死に伝えた。
『こうくん、愛してるよ、ずっとずっと。』
恵は頬を伝う涙を拭うこともせず、両手で浩介の手を握り締めていた。
享年、78歳だった。
浩介を亡くした5ヶ月後、今日は生きていれば浩介の79歳の誕生日だった。
恵は、1人で座間味島へと向かった。
ペンションの部屋のテラスから海を眺め、目を閉じて潮騒を聴いていた。
手には写真立てを持っていた。
『恵、何してんの?』
浩介が後ろからギュッと恵を抱きしめた。振り向いた恵に優しくキスをする。
恵は静かに目を開けると、部屋の中を見た。
ベッドに座る高校生の恵と教師の浩介が、優しくキスをしていた。
テラスに目を向ける。
優しい浩介の笑顔がはっきりと思い浮かぶ。
恵はまた海の方を見た。
そして、手に持った写真立てを自分の方に向けると、
『こうくん、愛してるよ』
と笑顔で言った。
写真立ての中では、新緑が輝く中で、あの頃より遙かに年を取った浩介が優しく笑っていた。
―完―
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