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- 匿名
- 14/11/15 11:27:05
14日午前10時40分ごろ、香川県丸亀市の遊園地「NEWレオマワールド」で、枝切り作業中のパート従業員・射場一之さん(71)=同県綾川町=が、ジェットコースター「ビバーチェ」にはねられた。射場さんは病院に搬送されたが、頭蓋骨骨折などで意識不明の重体。遊園地によると、コースターは全長約900メートルで最高時速は約75キロだという。
丸亀署によると、射場さんは午前7時から2人で作業を始めた。事故当時、接触防止のためのフェンスの中に入り、コースターのレール脇の斜面で、チェーンソーのような剪定(せんてい)用「ヘッジトリマー」を使って植木の手入れをしていた。レールから斜面までは近いところで約1メートル。開園中のフェンス内への立ち入りは、従業員でも禁じられているという。
午前10時40分ごろ、もう1人の作業員が現場を数分間離れた後に、「ヘッジトリマー」の音が鳴り続けているのを不審に思い駆けつけると、レールがらせん状になっている近くで射場さんが頭から血を流して倒れているのを発見。現場は見晴らしの良い場所だった。
射場さんは右側頭部の骨折や裂傷を負い、夕方になっても手術は続き出血が止まらない状態だったという。コースター先頭部分に血が付着していて、現場には肉片やおびただしい血が飛び散っていた。
この日、遊園地は午前10時から営業していたが、開園前にコースターの試運転を3回行っていた。これまでに事故の目撃者の報告はないという。
丸亀署は関係者に詳しい話を聞くなどして、コースターの乗客の有無や事故原因を調べている。
遊園地によると、射場さんの勤務歴は長く、週3回ほど植栽関係の業務をしていた。
同園の入場者数は年間約50万人。平日で100~300人、休日は1000~3000人、ゴールデンウイーク中だと1万人以上訪れることもあるという。園内のアトラクションは22種類あり、コースター系の乗り物は、子供用2種類を含む4種類。「ビバーチェ」は16日まで運行休止する。スポーツ報知
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