昭和天皇の理髪師 不祥事があれば切腹する覚悟で臨んでいた

  • なんでも
  • 匿名
  • 14/10/13 05:19:37

NEWS ポストセブン

9月9日、宮内庁は昭和天皇の生涯を記録した『昭和天皇実録』を公表した。改めて昭和天皇とその
時代がクローズアップされている。
陛下と時代を共にした
「天皇の理髪師」の逸話を大場・代表取締役の大場隆吉氏が明かす。

* * *
ヘアサロン大場は1882年創業、祖父・秀吉の
代から「天皇の理髪師」を担当しています。
祖父の影響もあり、父・
栄一が昭和天皇にお仕えするようになったのは
1941年6月でした。

御用の日が近づくと父は極度に緊張して眠れなくなったようです。
御用に伺う前は十数杯の冷水をかぶって身を清め、万が一にも不祥事があれば切腹する覚悟で御所に向かいました。

御殿にある理髪室に陛下がおいでになると45度の最敬礼でお迎え。
理髪中は陛下と2人きりの厳かな空間です。
理髪時間は最長1時間ですが、その間は決して陛下と目線を合わさず、床に
散った御髪は掃き集めて和紙に包み、保存しておいて年末に舎人に渡しました。

一連の作業が終わると
陛下はいつもにっこり
笑って、父に対して一言、「ありがとう」と仰ったそうです。
父はありがたいお言葉を常に最敬礼しながら聞いていました。

理髪の時間だけは緊張感から解放されるのか、お座りになったまま眠られたことがございました。
非常に居住まいの正しいお方でしたが一度だけ、
椅子から転げ落ちそうになられたことがありました。

陛下のお身体に調髪以外で触れることはタブーでしたので、一瞬、迷いましたが、御怪我がないよう、父は渾身の力でお身体を起こしたといいます。

また、1943年秋、陛下のご洗髪中にお湯が出なくなるハプニングが生じました。
下を向いた姿勢のままでお待ち頂き、父が大慌てで御殿を駆けずり回り、桶に湯を入れて部屋に戻って理髪を再開しました。

責任感の強い父は身の
縮む思いだったはずです。ところがこの時、陛下は
30分ほど下を向いた
姿勢のままでじっとお
待ちになり、理髪終了後もいつもと変わらない表情で、かつ心持ちゆっくり
笑って「ありがとう」と
仰ったと父は語っていました。


1951年神奈川県生まれ。
慶應義塾大学商学部卒業。1882年創業の
「ヘアドレッシングOHBA」4代目。
祖父から3代にわたり
天皇陛下・皇太子殿下の
御調髪を担当。

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    • 5

    ぴよぴよ

    • 14/12/27 11:46:15

    昭和天皇の人柄がよくわかるなぁ

    • 0
    • 14/12/27 11:36:10

    >>2
    うん

    • 0
    • 14/10/13 09:20:31

    すごく興味深い話し。

    • 0
    • 14/10/13 05:21:08

    カテチ。移動しろ

    • 0
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