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- 匿名
- 14/07/24 17:29:35
時事通信 7月23日 12時14分配信
大阪大病院は23日、重い心臓病の拡張型心筋症を患う関東地方の女児(11)の心臓に、本人の脚の筋肉から作成した細胞シートを移植し、心筋の機能を改善させることに成功したと発表した。18歳以下の患者では世界初で、女児は順調に回復しているという。
同病院によると、手術は6月18日に実施。5月に女児の左ふくらはぎから骨格を動かす筋肉を採取し、筋肉のもとになる「筋芽細胞」を培養してシート状に形成したものを、心臓に移植した。
女児は9歳の時に拡張型心筋症と診断され、投薬や食事制限などの治療を続けてきたが、徐々に病状が悪化。心不全のため通学もできなくなっていた。術後の経過は順調で、今月中に退院する予定という。
記者会見した心臓血管外科の沢芳樹教授は「女児は病院内を走り回っても息切れしないようになった」と述べ、「症状が悪化してしまうと人工心臓や心臓手術が必要だが、早めにシート移植を受けることで症状の現状維持や改善が可能になる」と指摘した。
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