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匿名
札幌市の札幌琴似工業高の社会科教諭、川原茂雄さん(57)が16日、弁護士を招いて集団的自衛権を学ぶ授業を行った。
「2学期から憲法を学ぶ前に、憲法が生活と身近にあることを感じてほしい」という考えからだ。
大人にも分かりにくい集団的自衛権の問題を、どう高校生に伝えるか。絵や図を多くし、例え話で身近な事例に近づけて教えた。
授業は、2年生の現代社会。札幌弁護士会の伊藤絢子弁護士(32)が担当した。
まず生徒が伊藤さんに仕事や趣味について質問し、空気がほぐれてきたところで、話は本題に移った。
川原さんと伊藤さんは、「ドラえもん」を例に話を進めた。
米国は「ジャイアン」、日本は「のび太」。
安倍晋三首相は集団的自衛権の行使容認で「日本が戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなっていく」と胸を張ったが、「のび太が武装して僕は強いといっても、本当に自分を守れるかな」と川原さん。生徒はみな顔を上げ、考えこんだ。
伊藤さんは「武装してけんかをするか、何も持たずやられるのか、選択肢は二つじゃないよね」と、話し合いでの解決法を示した。
伊藤さんはまた、戦争のイメージを高校生に伝えるために「平和とは命があること、生きられること」だと説明した。
「昭和20年の平均寿命は男性が23・5歳、女性は32歳」と言うと、教室がどよめいた。「戦争があると、男性は戦争に、女性も栄養失調や薬がなくて生きられないんです」
授業を受けた井原由衣さん(16)は「今までテレビで集団的自衛権について見てきたけれど、誰にしゃべってるのかわからなかった。
でも弁護士と対面して目の前でイラストを使いながら説明してもらって意味がわかったし、自分にも関係のあることなんだと知った」と話した。 (朝日新聞)
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