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- 14/06/27 14:03:35
東京都足立区の男児(4)が行方不明になっている事件で、横領容疑などで逮捕された住所不定、無職皆川忍容疑者(30)と妻(27)が警視庁の調べに対し、「次男は昨年3月に死んだが、児童手当などがもらえなくなると困るので届け出なかった」と供述していることが同庁幹部への取材でわかった。
同庁は26日、児童手当などを不正受給した詐欺容疑で夫婦を再逮捕した。
発表によると、夫婦は昨年8月~今年6月、次男が死亡している事実を隠し、児童手当や生活保護費計約43万円を同区からだまし取った疑い。「生活が苦しかったので児童手当などをもらい続けたかった」などと供述している。
夫婦は「次男を山梨県の河口湖周辺に埋めた」と供述しているが、遺体は発見されていない。同庁は夫婦の供述や、今も次男の所在が不明なことから、夫婦が児童手当などを同区に申請した昨年7月には、次男が死亡していたとみている。
東京都によると、児童相談所が親族と子どもの養育方針を巡ってトラブルになった夫婦からの相談を受けたのは2009年3月。一家は埼玉県草加市に転居したが、12年3月に足立区に戻って以降、「育児放棄」の恐れがあるなどと判断し、再び児相が家庭訪問を始めたという。
児相が次男を最後に確認したのは昨年2月の家庭訪問。その後、同7月と12月にも家に出向いたが、いずれも皆川容疑者が玄関先などで対応し、「妻が寝ているので別の日にしてほしい」などと応じなかったため、子ども6人全員の姿を確認せずに引き揚げていた。
児相は先月14日、「次男がいなくなっている」との情報を得て、同16日に計2回、夫婦宅を訪問。皆川容疑者は布団をかけて寝ている子ども6人の姿を見せたが、一緒に寝ている妻について「体調不良だ」と言ったため、それ以上の調査はしなかったという。
警視庁幹部によると、夫婦は今年3月、インターネットで体長約1メートルのマネキン人形を購入していたという。同庁は、児相職員が訪れた際、横たえたマネキン人形に布団をかけて分からないようにし、次男だと偽っていた可能性があるとみている。26日に報道各社の取材に応じた都幹部は、「立ち入り調査時の子どもの確認方法を見直したい」と話した。
(読売新聞)
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