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- 14/03/23 08:40:54
神戸連続児童殺傷から17年…「酒鬼薔薇」10通目手紙
スポニチアネックス [3/23 07:01]
神戸市で1997年に発生した連続児童殺傷で亡くなった小学4年山下彩花ちゃん=当時(10)=の遺族が、命日の23日までに取材に応じ、当時14歳だった加害男性(31)から10通目となる手紙を受け取っていたことを明らかにした。手紙は04年に2通届き、07年からは毎年届いている。
彩花ちゃんの母京子さん(58)は手紙の詳しい内容を明らかにしていないが、日々の具体的な出来事とその時の思いをつづった記述があるといい「自分の気持ちを書いていて、心の動きが分かる。手紙だけでなく、日常で何か思ったとき、自分のしたことを思うときに書き留めて、1年分たまったものを送ってほしい」と話した。
手紙はB5判の紙3枚にパソコン書きだった。2月24日に弁護士を通じて渡された。
加害男性との接点は年1回送られてくる手紙だけで、住所や職業は山下さん家族にも伝わっていない。
京子さんは報道各社に寄せた手記で「いばらのような道を歩みゆく過程で感じる命の痛みこそが、償いの第一歩ではないかと思っています」とつづった。また、今月3日に千葉県柏市で発生した連続通り魔事件の竹井聖寿容疑者(24)が「サカキバラ(酒鬼薔薇)を尊敬」とインターネットに書き込んでいたことに「胸がつぶれる思いです」と心情を吐露した。
▽神戸の連続児童殺傷事件 1997年2~5月、神戸市須磨区で小学生5人が相次いで襲われ、小学4年の山下彩花ちゃん=当時(10)=と小学6年の土師淳君=同(11)=の2人が死亡した。
兵庫県警は同年6月に殺人などの容疑で「酒鬼薔薇聖斗」と名乗った中学3年の少年=同(14)=を逮捕した。少年法改正や犯罪被害者救済に大きな影響を与えた。少年は2004年3月、関東医療少年院を仮退院し、05年1月に本退院となり社会復帰した。
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