- なんでも
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障害を持って生まれてきた息子。
療育センターへ通う日々。ある日、家に帰るために乗った電車から降りたくないと、最寄り駅で無理矢理おろした我が子がホームで
急にパニック。
『この駅で降りないと家に帰れません』
『電車は、ここで終わりです』
伝えても、言葉の理解が出来ない息子。
暴れて電車に乗ろうとしたり、押さえるのが精一杯でなぜ、こんな簡単な事がわからないの?辛くて情けなくて、まわりには、野次馬が…。初めて出先で号泣してしまった私。
泣きじゃくる私に息子が
いきなり『痛いの痛いの、とんでけ~』と何度も私の頭をなでながら言ったのです。
息子のせいで泣いているのに。
まわりの人の白い目が一瞬にして、温かな目に変わりました。
今まで、暴れていたのに、私の号泣で、私が痛くなったから泣いていると心配してくれたようでした。
それから、1年たった今、言葉の理解は、あまり出来ていないのですが、お友達が泣いたり、転んだりした時に、そばにいって、
『大丈夫?痛いの痛いのとんでけ~』と優しく言える子に成長しました。
まだまだ、辛いことがたくさんありますが、ゆっくりゆっくり成長していく息子と頑張って生きていきます- 0
09/08/14 10:32:09