匿名
総務省の統計によると、国際結婚が増えている。そのうち、夫が日本人で妻が外国人の婚姻件数は2009年で26747件。
1970年には3438件で、30年近くで8倍近く増加している。数字だけを眺める限り、グローバル化は進んでいる。
妻の国籍を見ると、韓国・北朝鮮籍が4113人。中国籍は12733人。フィリピン国籍は5755人。タイ国籍は1225人。
09年の総数は26747人で、アジア人が2万人以上を占めている。
地方の農村部では、アジア圏から嫁いでくる外国人は珍しくない。その全てが幸福な形で結婚に至ったかというと、
必ずしもその限りではない。
結婚市場において、農家の男性はあまり人気がないのは周知の通り。時折、農村部を抱える自治体が婚活をサポートするという
報道を見掛ける。農村部の男性は「農業の基本はやはり家族経営。愛とか何とかよりもまず、労働力として妻がほしい」と話す。
ある農村部の有志はアジア各国で見合いをしている。だが、そのやり方の中には、年頃の女性がいる貧困家庭を回り、
両親に金銭を渡し、結婚の手続きを取るというものの。入管では偽装結婚を警戒しているため簡単に通るとは思えないが、
ある手法で結婚にこぎ着けるという。方法の詳細については犯罪を助長する可能性があるので、ここでは省略する。
地方の農村部に嫁いできた女性は「夫を愛しているかと言われると、全く愛してはいない。毎日馬車馬のように働かされ、
逃げ出したい気持ちもある。だが、祖国の家族を思えばそれもできない」と語った。
豊かな田園など、多くの美辞麗句が飛び交う21世紀の日本。しかし、前時代的な行為がその一部を支えているのが実情だ。
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