第3子以降の園児を無償に=第2子は半額補助 へのコメント（No.31）

幼児教育、第２子以降は半額や無償に…文科省案

読売新聞 6月1日(土)10時55分配信

文部科学省が検討している、幼児教育の無償化対象の拡大案が３１日、明らかになった。

第２子以降の幼稚園児については所得制限なしで、無償や半額にする内容で、対象者は約３ ０万人と、現在の約６００人を大幅に上回る。必要な予算は約３００億円で、財源の確保を巡 り、今後、財務省との調整が難航するとの見方も出ている。

幼児教育の無償化は、子育て支援の一環として、自民党が衆院選の政権公約に掲げていた。 今年度から無償化措置は始まっているが、一家族で同時期に３人以上の子が幼稚園に通ってい る場合に、第３子以降のみを対象としている。対象者は全国に約６００人、予算は約１億円 で、下村文科相は「来年度から幼児教育の無償化がスタートしたと国民に（明確に）思っても らえるような取り組みをしたい」と述べていた。

文科省案は、来年度からの実施を想定しており、同時通園かどうかにかかわらず、第２子以 降の幼稚園児が対象だが、第２子は半額補助とし、無償化は第３子以降とする。生活保護世帯 は、第１子でも無償化の対象とする。来週にも下村文科相、森少子化相、田村厚生労働相らが 文科省案について協議を行う予定だ。