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13/04/30 09:50:02
日露首脳会談 外務・防衛閣僚委を設置 中国の脅威に利害一致 産経新聞 [4/30 07:55] 日露首脳会談で外務・防衛担当閣僚の安全保障協議委員会(2プラス2)設置など安保分野の協力強化で合意したのは、ロシア側からの呼びかけによるものだ。表向き「中露蜜月」をうたうロシアが、中国を「脅威」と認識しつつある証左といえる。 東シナ海で中国の高圧的な海洋進出にさらされる日本にも渡りに船で、安倍晋三首相も「協力の水準を抜本的に高める」と期待感を表明した。 ただ、ロシア軍機による挑発飛行も続いており、「深入りは禁物」(防衛省幹部)との指摘もある。 「しきりに安保協力を求めてきているが、2プラス2なんて…」。首相周辺は会談の数日前も漏らしていたが、共同声明は2プラス2設置を明記。 同盟国の米国、パートナー国のオーストラリアに続く3カ国目で、ロシアと設置することがいかに特異かが分かる。 ロシアの「本気度」は、外務省との定期協議に安全保障会議事務局を投入することでもわかる。 同事務局はプーチン大統領の「側近中の側近」とされるパトルシェフ書記が率い、重要な大統領決定の策定を主導する。 安保分野を含めた対中戦略の重要性が増しているためだ。 ロシアが焦燥感にかられているのは中国の北極海進出に起因する。 北極海は地球温暖化で氷が解け始め、(1)輸送路(2)資源開発(3)制海権-をめぐるせめぎあいが始まっている。 中国は昨年7~9月、砕氷船を北極海に往復させた。その航路にはロシアが「内海」と位置づけるオホーツク海もある。 一方、日本側は「対中抑止」でオーストラリアや東南アジアなど「南」に加え、「北」からも包囲網を敷ける。 共同訓練などを通じ信頼性が高まれば、「北方領土交渉への波及効果も期待できる」(政府高官)という。
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No.3 主 匿名
13/04/30 09:50:02
日露首脳会談
外務・防衛閣僚委を設置
中国の脅威に利害一致
産経新聞 [4/30 07:55]
日露首脳会談で外務・防衛担当閣僚の安全保障協議委員会(2プラス2)設置など安保分野の協力強化で合意したのは、ロシア側からの呼びかけによるものだ。表向き「中露蜜月」をうたうロシアが、中国を「脅威」と認識しつつある証左といえる。
東シナ海で中国の高圧的な海洋進出にさらされる日本にも渡りに船で、安倍晋三首相も「協力の水準を抜本的に高める」と期待感を表明した。
ただ、ロシア軍機による挑発飛行も続いており、「深入りは禁物」(防衛省幹部)との指摘もある。
「しきりに安保協力を求めてきているが、2プラス2なんて…」。首相周辺は会談の数日前も漏らしていたが、共同声明は2プラス2設置を明記。
同盟国の米国、パートナー国のオーストラリアに続く3カ国目で、ロシアと設置することがいかに特異かが分かる。
ロシアの「本気度」は、外務省との定期協議に安全保障会議事務局を投入することでもわかる。
同事務局はプーチン大統領の「側近中の側近」とされるパトルシェフ書記が率い、重要な大統領決定の策定を主導する。
安保分野を含めた対中戦略の重要性が増しているためだ。
ロシアが焦燥感にかられているのは中国の北極海進出に起因する。
北極海は地球温暖化で氷が解け始め、(1)輸送路(2)資源開発(3)制海権-をめぐるせめぎあいが始まっている。
中国は昨年7~9月、砕氷船を北極海に往復させた。その航路にはロシアが「内海」と位置づけるオホーツク海もある。
一方、日本側は「対中抑止」でオーストラリアや東南アジアなど「南」に加え、「北」からも包囲網を敷ける。
共同訓練などを通じ信頼性が高まれば、「北方領土交渉への波及効果も期待できる」(政府高官)という。
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