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匿名
樹木希林「全身がん」衝撃告白/日本アカデミー賞
サンケイスポーツ 3月9日(土)7時51分配信
日本最大の映画賞「第36回日本アカデミー賞」の授賞式が8日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われ、最優秀作品賞に「桐島、部活やめるってよ」が輝いた。同主演女優賞は「わが母の記」の樹木希林(70)が獲得したが「私は全身がんなんです。本当に」と、真実ともジョークともつかない“衝撃”の告白をする一幕があった。
「私は全身がんなので来年の仕事はお約束できないんですよ、本当に」
「わが母の記」で認知症を患う母親役を演じ、吉永小百合(67)や沢尻エリカ(26)らを抑えて最優秀賞を獲得した樹木が、受賞スピーチで衝撃の告白をした。
「これ(最優秀賞)いただくと、来年授賞式の司会やらなきゃいけないから…とにかく困りました」とも。本当なのか、それとも樹木流のジョークなのか…。突然の告白に会場が微妙な雰囲気に包まれる中、「若い監督や役者たちが出てきて、日本映画はいいなというのが実感。私の受賞はオマケ。振り込み(賞金)だけはいただいて、名誉は吉永さんやエリカ様に差し上げたかった」とジョーク交じりに結んだ。
2004年に乳がんが発覚し、翌年に右乳房を全摘出手術。その後も転移が見つかり放射線治療を受けていることなどを公表はしていたが、公の場でいきなりの「全身がん」発言。授賞式後の会見では「本当ですか?」などと質問が相次いだ。が、樹木は「(医療機関の)2カ所が言うんだから、そうなのよ~」と余裕の表情。
「このくらいの歳になると誰でもあるのよ。医者に行くとすぐまた見つかるから、行くのはイヤなの」とも。関係者によると、深刻な事態には至っておらず、定期的に診療・治療しながら様子を見ているようだ。
日本アカデミーでは08年に「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で主演、11年「悪人」で助演と最優秀賞受賞が相次ぎ、今回は主演女優賞の最年長記録に。最優秀主演男優賞を「テルマエ・ロマエ」で受賞した阿部寛(48)に「続編で番台のおばさん役とかないの?」と話しかけるなど、まだまだ意欲的。出演作が途切れることはなさそうだ。
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