逮捕の母「女友達に迷惑をかけたの で死にたいと思った」 京都の姉妹 殺害

産経新聞 9月16日 7時50分配信

　小学生の娘２人 を自宅で絞殺した として、京都府警 右京署は１５日、 殺人容疑で母親の 無職、古田ゆう子 容疑者（３３）＝ 京都市右京区西院 日照町＝を逮捕し た。府警によると 「女友達に迷惑を かけたので死にた いと思った。子供を残していくわけには いかないと思った」と供述しているが、 自殺を図った形跡は確認されておらず、 府警は動機や経緯を慎重に調べている。

逮捕容疑は、１５日午後２時ごろ、自 宅マンションの部屋で、小学３年の長女 、杏慈（あんじ）ちゃん（９）と１年の 次女、雪杏（ゆあん）ちゃん（６）の首 を電気コードと水筒のひもで絞めて殺害 したとしている。

京都府警などによると、古田容疑者は 同日午後３時半ごろ、夫（３１）に「子 供２人を殺した。私も死のうと思ったが 死にきれなかった」とメールを送信。大 阪市内にいた夫が「妻が子供を殺したと 言っているので見に行ってほしい」と１ １０番した。

大阪府警から連絡を受けて駆けつけた 右京署員が、居間の布団の上で、あお向 けの状態で死亡している２人を発見し、 現場にいた古田容疑者が犯行を認めたた め、緊急逮捕した。

右京署などによると、古田容疑者は４ ＬＤＫの部屋で、夫と杏慈ちゃん、雪杏 ちゃんとの４人暮らし。夫は大阪市内の 飲食店に勤務しており、前日の１４日夜 から仕事で外出していた。

京都市教委によると、これまで児童虐 待の情報や相談などはなかったという。