オスプレイ(沖縄)どう思う?

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      13/03/14 15:26:41

    >>948
    ■8.「県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」

     その後に認めたのが、冒頭で紹介した「沖縄県民斯ク戦ヘリ」の長い電文である。

    牛島中将は、激戦に県民がいかに処したか、深い同情を込めながら報告する。現代語訳から、一部を紹介しよう。
    __________

     沖縄本島に敵が攻撃を開始して以降、陸海軍は防衛戦に専念し、県民のことに関してはほとんど顧みることができなかった。

    にも関わらず、私が知る限り、県民は青年・壮年が全員残らず防衛のための召集に進んで応募した。

    残された老人・子供・女性は頼る者がなくなったため自分達だけで、しかも相次ぐ敵の砲爆撃に家屋と財産を全て焼かれてしまってただ着の身着のままで、軍の作戦の邪魔にならないような場所の狭い防空壕に避難し、辛うじて砲爆撃を避けつつも風雨に曝さらされながら窮乏した生活に甘んじ続けている。

     しかも若い女性は率先して軍に身を捧げ、看護婦や炊事婦はもちろん、砲弾運び、挺身斬り込み隊にすら申し出る者までいる。

     どうせ敵が来たら、老人子供は殺されるだろうし、女性は敵の領土に連れ去られて毒牙にかけられるのだろうからと、生きながらに離別を決意し、娘を軍営の門のところに捨てる親もある。

     看護婦に至っては、軍の移動の際に衛生兵が置き去りにした頼れる者のない重傷者の看護を続けている。

    その様子は非常に真面目で、とても一時の感情に駆られただけとは思えない。

     さらに、軍の作戦が大きく変わると、その夜の内に遥かに遠く離れた地域へ移転することを命じられ、輸送手段を持たない人達は文句も言わず雨の中を歩いて移動している。
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     その上で、大田中将は、この電報を次の一節で結んだ。
    __________

    一木一草焦土ト化セン 糧食六月一杯ヲ支フルノミナリト謂フ 沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ

    (草木の一本も残らないほどの焦土と化そうとしている。食糧はもう6月一杯しかもたない状況であるという。沖縄県民はこのように戦い抜いた。県民に対し、後世、特別のご配慮をしていただくことを願う。)
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


    (以下、下に続きますが、そちらは中略しつつ、要点のみにします。)

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