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"日本の右翼団体が『証拠出せ』と慰安婦の写真展を妨害した" 行き過ぎた監視…日本で元慰安婦の写真展が開催される
元従軍慰安婦をテーマにした韓国人写真家の安世鴻(アン・セホン)氏による「重重―中国に残された朝鮮人元日本軍『慰安婦』の女性たち」と題した写真展が26日、東京・新宿ニコンサロン」で開催された。
東京で韓国人の写真家による元慰安婦の写真展が開かれるのは初めて。
韓国の複数のメディアが報じた。
韓国メディアは、「日本の右翼団体が『証拠出せ』と慰安婦の写真展を妨害」「所持品の検査、日本の右翼のデモで『重重』汚された慰安婦の写真展」と題し、日本の右翼団体が訪れて執拗に妨害を行ったと伝えた。
会場運営元のニコンに日本の右翼が圧力をかけたため、慰安婦のおばあさんたちの姿を収めた写真展が一方的に破棄されたが、「会場を使用させなければならない」とする東京地方裁判所の仮処分が発行されたことを受けて、う余曲折の末に開催されたと紹介。
開催当日も、ニコンサロン側は警備の強化として来場者に所持品検査を行い、その後入場させたが、これは行き過ぎた監視であると指摘。
また、ビルの前では右翼団体の会員30人余りがデモを行い、日本軍慰安婦自体がねつ造だと言いながら、写真展を中止するように威嚇したとその状況が説明された。
写真展のタイトルの 「重重」は、元従軍慰安婦のおばあさんたちのしわと、心の中にたまった「恨」の積み重なりを象徴する表現であると伝えたメディアもみられた。
写真展は7月9日まで開催される。
(編集担当:李信恵・山口幸治)
サーチナ【社会ニュース】
2012/06/27(水) 10:24
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12/06/27 13:31:09