日本野鳥の会ら、風力発電所の建設に反対

匿名

12/05/20 12:35:48

「風車に鳥が当たってしまう!」日本野鳥の会ら、風力発電所の建設に反対

05/20(日) 09:39

会津若松市で計画されている風力発電所に対し、自然保護団体から反対の声が上がっている。

鳥が風車の羽根に衝突する「バードストライク」や渡り鳥の飛行経路が遮断されるなど、鳥類の生息環境に影響を与えると懸念されるためだ。

原発事故の教訓から、県では再生可能エネルギーへの転換を目指すが、事業者に配慮を求めている。

同市の背あぶり山では、風力発電所「会津若松ウィンドファーム」(仮称)が計画されている。

事業者はエコ・パワー(東京)で、2008年に事業計画が発表され、尾根沿いに南北約1・2キロ・メートルに出力2000キロ・ワットの発電機を9基建設する予定だ。

17日、日本野鳥の会など3団体は記者会見を開き、同会奥会津連合の長沼勲代表は、渡り鳥の飛行経路になっているなどとして、反対を表明した。

予定地の年平均風速は約6・5メートルで風力発電に適しているため候補地となった。

同社は2年間で現地調査を行い、環境影響評価準備書を県に提出。

県からは4月に「環境に最大限配慮すること」との知事意見が出されており、同社は13年度中にも着工する予定だ。

県内の大規模な風力発電所は、郡山市など4か所で稼働中だ。

県は原発事故を受け、今年3月に見直した「県再生可能エネルギー推進ビジョン」で、2040年頃に県内のエネルギー需要量の100%以上に相当する量を再生可能エネルギーで生み出すことを目指す、としている。

しかし、日本野鳥の会など3団体は16日に、背あぶり山には猛きん類で、環境省のレッドリストで絶滅危惧種のクマタカも確認され、希少な猛きん類が生息しているとし、県と同社に対し、環境影響評価の再度実施を求める要請書を提出した。

同社の親会社のコスモ石油広報室は「再生可能エネルギーの推進を目指す福島県の施策に貢献したいと考えており、地元の理解を得たら事業化したい」と話している。


読売新聞

コメント

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  • No.1 匿名

    12/05/20 12:49:30

    風力発電機も進化してるから、こういう状況に適した物が無いか?って模索する努力を県側とかはすると良いね。
    自然エネを活用するって事は、自然の力を借りるって事なんだから自然を壊してしまったら原発とは違う意味で、とても良くない方向に向かってしまう。

    洋上風力とかもあるけど相手は自然。
    謙虚な気持ちを持ち続ける事は大切。

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