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国防軍の保持明記 自民が改憲草案了承
産経新聞 4月28日(土)7時55分配信
28日のサンフランシスコ講和条約発効60年に合わせ、自民党は27日の総務会で、憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)がまとめた憲法改正草案を了承した。
「国防軍の保持」を明記し、国旗・国歌を「日章旗、君が代」と定めて尊重規定を設けるなど、平成17年にまとめた新憲法草案に比べても保守色を強めた。
前文で日本国を「長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴(いただ)く国家」と規定。
自助・互助の精神を強調し「日本国民は、良き伝統とわれわれの国家を末永く子孫に継承するため、ここに、この憲法を制定する」と結んだ。
天皇は「日本国の元首」と位置づけ、元号に関し「皇位の継承があったときに制定する」と規定した。
9条では
「戦争放棄」を維持しながらも自然権としての自衛権を明文化。
国の任務として「領土、領海、領空の保全と資源確保」と記した。
軍事審判所設置も追加した。
武力攻撃や大規模自然災害に対処する「緊急事態条項」も新設。
改憲に関する国会の発議要件は、過半数に緩和した。
一方、みんなの党も、一院制や道州制、首相公選制を盛り込んだ「改正の基本的考え方」を発表した。
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12/04/28 12:16:05