• No.3 匿名

    11/11/14 00:12:22

     被告「(監視役の)△△(同)さんという人に『持っている金を全部出せ』と言われ、一緒に暮らすことになりました。『自分の金は自分で稼げ』と言われ、働きにでるようになりました」

     弁護人「稼いだ金はどうなったんですか」

     被告「△△さんにいきました。1日に1千円から2千円くらい、食費だけもらいました」

     弁護人「手術直後で、体は大変だったんじゃないですか」

     被告「完全に治っておらず、痛みがありました。コンビニと運送会社の仕事の掛け持ちは相当きつかったです」

     被告はその後、以前の職場を通じて内縁の妻とようやく連絡を取り、監視役の男の家から脱走。身を潜めるうちに、事件が発覚したという。

     トラブルの原因となった“男女関係”には触れないまま、手術後の過酷な状況を振り返った弁護側。一方、検察側や裁判官は遠慮なく質問をぶつけていく。

     検察官「(医師の妻に)誘われて、我慢できなかったと。依頼者の医師の奥さんに手を出せば、どうなるか考えなかったんですか」

     被告「投げやりな気持ちになっていて、考えることもなくやってしまった。やった後で後悔しました」

     裁判官「○○との関係がなく、事件が発覚していなかったら、どんな生活を送っていたと思いますか」

     被告「想像つかないですが、それなりに後悔していたと思います」

     裁判官「結局、謝礼が支払われなかったのは、さっき言ったような事情があったわけですよね」

     被告「え?」

     裁判官「ですから○○との関係がばれるという懸念で、監視役と一緒に生活させられるようになったんですよね。普通にやっていればお金をもらっていたと思うけど、受け取っていたらどうなっていたと思う?」

     被告「後悔しつつ、普通に生活していたと思います」

     裁判官「借金も済んで、お金をもらい、事件も発覚していない。そうしたら犯行を軽く考えていたんじゃないですかね」

     被告「以前の自分がそうだったので、それは考えられます」

     「投げやりに」借金を増やし、「投げやりに」犯行に加わり、「投げやりに」医師の妻と関係を持った被告。裁判官は最後に、穏やかな口調で諭す。

     裁判官「生き方全体を含めて、どうしてもっと自分を大切にしないんですか。結婚する予定なんですよね。自分を大事にせずに、一緒に生活を送る人たちを守れるんですか」

     実際以上の借金返済に苦しみ、腎臓を奪われた上、軟禁生活で奴隷のように働かされた日々。被告は“被害者”の思いを捨て、裁判官の言葉を受け入れることができるだろうか。論告求刑公判は25日に開かれ、結審する。

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