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>>779つづき
■8.「あの人はずっと楽でしたね」
国民からも見離され、野党のみならず民主党内でも辞任を突きつけられる中で、菅は7月29日には記者会見でこう胸を張った。
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この間、大震災そして原発事故への対応について、もちろん100点とは言いませんが、内閣としてやるべきことはしっかり取り組んでいる。早い遅いの見方はありますけれども、着実に復旧から復興へ物事が進んでおります。
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この時期の菅の様子を、伸子夫人もこう評している。
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あの人はずっと楽でしたね。きついことは1回もなかった気がします、私から見ると。3月11日以降、ずっと大変でしたが、何も変わらなかった。
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これが「かかるとき かかる首相を いただきて かかる目に遭ふ 日本の不幸」の実態であった。「かかる首相」がいなければ、多くの犠牲者も死なずに済み、被災者ももっと早期に助けられたはずである。
しかし、この「かかる首相」を選んだのは我々国民である。
菅内閣の発足時の内閣支持率は66%にも達していた。
この事実は、我々の政治家を選ぶ目がいかに節穴だったか、を示している。
どうして「かかる首相」を選んでしまったのか、「日本の不幸」の再来を防ぐためには、我々一人一人が反省しなければならない。
(文責:伊勢雅臣)
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16/03/16 09:25:34