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>>760続き
続いてB書より、かの国立市の小学校で行われた学芸会の様子を紹介しよう。
この小学校では
「女の子が主人公の作品が極端に少なく、あっても女の登場人物は役割分業そのもの、美しいお姫様や優しいお母さんといった具合」なので、自分たちで自分たちで脚本を作ることにした。
題して「アリーテ姫の冒険」
有名なフェミニズム童話である。
「アリーテ姫はかしこくて勇気のある女の子、しかも乗馬うまく、いわゆる男らしい特技だけではなく、縫い物をし、絵を書きダンスをするのが好きという女の子らしい特技も備えている」というが、絵を書きダンスをするのが好きだという男はたくさんいる。
この人達の方が勝手に性的な役割分担を決めているのが何ともおかしい。
問題なのは事前の指導である。
―授業では女はかしこくない方がいいかというショッキングなテーマを取り上げて四つの狙いを定めた。
①『女はかしこくなんかない方がいい』という王様の言葉から女のあるべき姿と社会的偏見について考える。
②難題を解決する冒険の過程の中で、力、武器を使わなかったことから何が本当の力かを考える。
③お姫様が登場するほかの童話との違いに気づき、どちらのお姫様が生き生きとして魅力的かを感じ取らせる。
というのだ。
①は絶句である。
「女はバカな方がいい」と男は思っている。
それをどう考えるかと小学生に聞いたわけである。
男は女性を蔑視する存在であり、闘うべき相手であると教えたも同然である。
しかし、実際に男はそんなことを思っていない。
女性は優しく賢くあってほしいと願っているのが普通である。
本気でそう思っているのなら、この教師たちこそ偏見に毒されているというべきだろう。
②は男の攻撃性を批判し、力に訴えない女性を賛美するつもりらしいが、ジェンダーフリーといいながら男女のカテゴリーに固執している矛盾に気づいていない。
③は論外。
自分達の芝居こそ絶対的に素晴らしいものだと思わせるわけだから、まさに独善そのものである。
続く- 0
16/01/07 20:57:19