• No.68

    11/08/18 21:26:45

    ■ ヒグマの食性
     ヒグマは雑食性の動物である。
    すなわち、時に応じて場所に応じて自由にその食性を変え、臨機応変の食生活をすることができる。
    ★しかし本来は肉食であり、場合によっては共食いもする。

     ヒグマはサケを好物としている。
    サケが川に登る季節になると、ヒグマは岸に腰を据えて、泳いできたサケを素早く爪で引き上げるのである。
    また、浅瀬に座り込んでサケを岸辺にすくい上げたりもする。
    だが、現在北海道でサケが遡上する川はほとんどなくなったので、こういった光景はほとんど見られない。

     ヒグマが墓地を掘り起こしたという話もある。明治37年7月、当時の砂川村1号線4線の共同墓地にヒグマが現れ、土葬した8個の墓を掘り起こし、死体を引きずり出した。
    またこの年の9月には、滝川村の共同墓地と屯田兵墓地の墓を30個も掘って、そのうち5体を喰った。
    その他にも数例、墓地を荒らしたという話が残っている。


    ■ツキノワグマ
    食性は植物食傾向の強い雑食で、春はブナなどの新芽を、夏は主にアリ、ハチなどの昆虫類、アザミなどの草本類、ウワミズザクラなどの液果類、秋は主にドングリ、クリなどの堅果類やアケビ、ヤマブドウなどの漿果類を食べる。

    このほかニホンジカやニホンカモシカなどの死骸、夜間休息中のイワナや養殖魚など肉類も食べる。
    また、雄個体は雄の幼獣を共食いすることもある。
    ○日本における本種と人間の関係

    上記の樹皮剥ぎをスギやヒノキ等、造成林で行うことによって発生する林業被害や、果樹や農作物、養蜂、家畜及びその飼料を食害するなどの農業被害が存在する。
    また、個体そのものに遭遇し、危害を加えられるケースもある。
    そのため、日本では本種は危険動物として認識されている。
    出没は森林内はもとより、森林と人間の居住エリアとの境界付近で、出遭い頭であることが多い。
    ○生息場所
    森林に生息し、主に薄明薄暮性。
    夏には標高の高い場所で生活し、冬になると標高の低い場所へ移動することもある。
    地域によっては冬季に樹洞や洞窟等で冬ごもりを行う。
    冬ごもりを行う際は人間の活動の影響から遠い場所を選ぶ傾向がある。

    一個体あたりの行動範囲は最大100km2を超えることもあるが、個体差が大きい。
    行動圏サイズには性差が見られ、雌個体の行動圏は雄個体のそれと比較して小さい場合が多い。
    また、個体ごとの行動圏は重複し、排他性は弱いものと考えられる。

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