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- 匿名
- 11/07/01 01:35:51
福島市に住む子どもたちの内部被ばくが初めて確認された。
フランスの研究機関が、子ども10人から採取した尿を簡易検査した結果、全員の尿から放射性セシウムが検出された。
保護者からは、「ホールボディカウンター」による精密な検査を求める声が高まっている。
参議院議員会館で、福島老朽原発を考える会の青木一政氏は、「検査した10人のお子さん全員から、全員の尿からセシウム134、それから137が検出されました。このことは、福島市周辺の子どもに極めて高い確度で内部被ばくの可能性があるということを示唆している」と語った。
今回、検査を受けたのは、福島市に在住する6~16歳の男女10人で、5月中旬に尿を取ってフランスの研究機関「ACRO」に送り検査した結果、10人全員からセシウム134とセシウム137が確認された。
初めて確認された子どもの内部被ばく。
枝野官房長官は「大変、関係者の皆さん、当事者の皆さん、ご心配だろうというふうに思いますし、政府としても心配をいたしております」と語った。
ホールボディカウンターによる内部被ばく検査では、現時点で体内に存在する放射性物質の量を測定することが可能となっている。
7歳の子どもの場合、セシウム137が176ベクレルという値を示したが、測定上、生じる誤差の範囲、400ベクレル以下だった。
一方、今回公表されたデータは、ゲルマニウム半導体を使った尿検査で、体内の放射性物質の量は測定できない、あくまで簡易的な手法となる。
ただし、セシウムが検出されたことは、重く受け止めるべきと放射線治療の専門家・西尾正道医師は警鐘を鳴らす。
北海道がんセンターの西尾正道
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