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- 姫路城
- 23/03/16 06:30:40
2019年に死去したジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)。彼によるジャニーズJr.の少年への性的虐待を、世界で初めてテレビで取り上げた英公共放送「BBC Two」のドキュメンタリー番組『Predator:The Secret Scandal of J‐Pop(J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル)』の衝撃が世界で広がっている。
放送後、問題は英『Guardian』紙や米三大ネットワークの一つ『ABC』などでも取り上げられた。ジャニーズがコンサートを行ってきた香港や台湾、韓国などアジアのメディアも驚きをもって受け止めている。
BBCの番組が衝撃的だったのは、何よりジャニー氏から“行為”をされたという元ジャニーズJr.の男性3名が顔出しで体験を生々しく語っていることだ。
そして今回、新たな一人の元ジュニアが小誌に対し、証言をしてくれた。都内に住む30代後半のA氏である。くっきりとした目鼻立ちで、いまも当時の面影が残っている。
「本当にあるんだと、びっくりしました」
A氏が被害に遭ったのは、1990年代後半。当時、六本木にあった“合宿所”と呼ばれるジャニー氏の自宅マンションだった。記憶ではメゾネットの部屋の2階部分にはベッドが並んでいる部屋が2部屋あったと話す。仕事で遅くなって帰れなくなると、合宿所に泊まったという。A氏が語る。
「当時僕は13歳、中学1年生でしたが、口でされました。ベッドの下の方から、ざわざわっとくる。ティッシュにペッとはせず、ゴックンして終わり。そのまま寝る。ジャニーさんが服を脱ぐことはなかった。初めてのときは、本当にあるんだと、びっくりしました。本当にこんなことがあるんだと……」
合宿所には何人もの少年がいるが、ジャニー氏はその中で1人を選ぶ。
「今日はこの子って決めていて、ピンポイントでいく。その頃は1人だけでした。終わったら部屋から出ていくこともあったし、そのまま隣に寝ることも」(同前)
先輩たちからは「そういうもんだから拒否しちゃだめだよ」「仕事がなくなる」と、忠告を受けたという。
小誌は元ジュニアA氏の証言についての事実確認をジャニーズ事務所に求めたが、締め切りまでに回答は得られなかった。
BBCの放送後、日本でこの件を報じたのは『FRIDAYデジタル』『日刊ゲンダイ』など、ごく一部だった。大手新聞、テレビなどは相変わらず沈黙を続けている。
だがネット上の反応は別だ。ユーチューブの『BBC News Japan』でダイジェスト版が公開されると、視聴数は82万回を超えた(3月15日時点)。そして3月末の予定だった日本での放送も、18日に早まったのである(『BBCワールドニュース』で、全世界同時放送)。
このほか、3月15日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」及び3月16日(木)発売の「週刊文春」では、行為の翌朝にジャニー氏がA氏に現金を渡していたこと、ジャニー氏の申し出を断ったジュニアがどうなるのか、BBCでも証言した3人の元ジュニアが明かす性被害の実態、ジャニーズJr.同士が性被害をどう語っているのか、などについて詳報している。
また「週刊文春」では引き続きジャニーズ事務所と性加害の問題について取材を進めています。情報をお持ちの方はぜひ「 文春リークス 」まで、お寄せください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ed72fb2bb42dd25538f67636d50753c2ea65a3b
英BBC、ジャニー喜多川氏のドキュメンタリー放送へ 「暗部」追及を予告
https://mamastar.jp/bbs/comment.do?topicId=4219680
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