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- 22/09/28 05:42:50
若年層は国葬に賛成、安倍政権下の経済回復や就職率改善を評価
2022年9月22日 6:00 JST
安倍晋三元首相の国葬実施を巡り、各種世論調査で反対が全体の多数を占める中で18歳から20代に限ると賛成が突出して多い。若年層が安倍政権下での経済回復や就職率の改善を評価した結果だが、中高年層と価値観の差が浮き彫りになっている。
都内の大学でプログラミングを専攻する矢野心桜さん(20)は、海外の学生と交流する中で「アベノミクスという言葉が海外で通用するのは誇りだ」と感じている。安倍氏の政策に多少の失点があったとしてもポジティブな面をアピールすべきであり、なぜ国葬問題に大騒ぎするのか理解ができないという。
朝日新聞が9月10~11日に行った世論調査によれば、安倍元首相の国葬実施に18歳から20代の賛成は58%となった。全体では賛成が38%にとどまり、とりわけ70歳以上では26%と3割を切った。
■安倍元首相の国葬、世代間で賛否に格差
[世論調査グラフ]
出所:朝日新聞世論調査(9月10~11日)
若年層が支持する一因に挙げられるのが、経済状況と就職率の改善だ。2012年12月の第2次安倍政権発足時に1万円余りだった日経平均株価は退任時の20年9月には2万3000円台となった。文部科学、厚生両省の調べでは12年4月に93.6%だった大学生の新卒就職率も18年4月には98%に達した。
ニッセイ基礎研究所の天野馨南子シニアリサーチャーは、1995年以降に生まれた「Z世代」はエビデンス(根拠)に基づく判断をする傾向があり、「上の世代に比べ圧倒的にデータが読める」と分析。日経平均や就職率から判断すると安倍元首相は「経済を良くした人」だとみられていると指摘した。
ブルームバーグ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-21/RIHWKLT0G1KW01
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