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- 20/05/22 19:09:07
宇都宮市戸祭元町のスーパー「ヨークベニマル戸祭店」(休業中)を巡り、新型コロナウイルスの集団感染が発生したことを受け、同市の佐藤栄一市長は21日、臨時記者会見を開き、「市民生活の影響は大きい感染の封じ込めに全力で当たる」と強調した。
佐藤市長は、感染した従業員4人のうち14日に感染が確認された40代女性が感染の起点になったとの認識を示した。
4人はいずれも勤務中はマスクを着け、接客もしていなかったが、休憩室や更衣室で従業員同士がマスクを外して会話するケースがあり、市はそこで感染が広がったとみている。
ヨークベニマル広報によると、従業員は休憩室で食事を取る際、向かい合わず、横に並んで座るようにしていた。
更衣室でも同時に3人までしか入らないようにするなど対策を取っていたといい、同社は「お客様に大変な迷惑をかけ、深くおわびする」とした。感染を受け、戸祭店は14日夜から休業し、16日に再開。18日夜から再び休業に入り、今月いっぱいは休業を続ける。
また、市は20日に感染が確認された50代の従業員ら女性2人の症状や行動歴も発表。
50代女性は9日、同僚の40代女性(14日に感染確認)と休憩室で一緒に昼食を取り、この際、感染したとみられる。
50代女性は16日にせきの症状が出て、19日夜からはにおいを感じにくい状態が続いている。
17日以降は出勤していない。40代女性(19日に感染確認)と同じ部門で働いていた。
市は20日、従業員4人と家族2人の計6人の感染が確認され、栃木県内初のクラスター(感染集団)が発生したとの見解を示していた。
ただ、従業員の感染は4人で、「同じ場所での接触が明らかな感染者が5人以上いる場合」とする県の認識には該当しない。
佐藤市長は「今回、企業側は対策をしており、従業員も『自分が陽性になる』とは考えてもみなかったと思う。
2020年05月22日 12:22 読売新聞
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