中国で上映が始まった映画「ボヘミアン・ラプソディ」はただのバンド映画?

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  • 19/03/23 21:18:22

映画「ボヘミアンラプソディ」・中国で異例の上映

【2019/03/22 23:36配信】

日本での興行収入が110億円を超えるなど、世界各国で大ヒットを記録するアカデミー賞作品の映画「ボヘミアンラプソディ」(20世紀フォックス映画)だが、今日から中国でも上映が始まった。
映画の内容について厳しい検閲が行われる中国で、規制の対象となっている同性愛も描かれている映画に、なぜ上映への許可が下りたのか。
英国のロックバンド・クイーンのボーカル・フレディマーキュリーの生涯を描いた映画「ボヘミアンラプソディ」は、フレディの同性愛についても描かれ、ストーリー展開の上で重要な要素の1つになっている。
中国のテレビドラマ制作ガイドラインでは、わいせつ、低俗、陳腐なコンテンツを扱うことを禁じ、その具体例として不倫、性的虐待などと並んで同性愛を明記。
中国版では同性愛に関する描写は大幅にカットされ、オリジナルより約4分短くなっていた。
それでも上映に踏み切った背景には、世界で爆発的にヒットした映画の興行収入を逃したくないという映画業界の事情がある。
さらに海外の大作を積極的に上映する姿勢をアピールして、閉鎖的なイメージを払拭したいという中国政府の思惑も見え隠れする。

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