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- 17/12/13 13:54:53
熊本市議会は12日、自身が代表を務める市漁業協同組合への業務委託や補助金を市に不当に要求し不適正な支出をさせたとして、北口和皇(かずこ)市議(59)に対する辞職勧告決議案を可決した。北口市議は2015年11月以降、市職員へのパワハラなどで市議会から2回、市政治倫理審査会から1回、辞職勧告を受けており今回で4回目。ただし、勧告に法的拘束力はない。
今年11月に公表された市の個別外部監査報告は、市漁協への12~15年度の外来魚捕獲業務委託など5件について業務確認前に委託金が支払われるなど、北口市議の強い働きかけによる不適正な支出があったと認定していた。北口市議は報告書について市議会特別委員会で「重く受け止める」としたが「不当要求はしていない。(報告書の)言い回しが難しく、理解できない部分がある」と述べていた。市は漁協に支出の一部の計約122万円を返還請求しており、大西一史市長を減給20%(3カ月)とする。
北口市議を巡っては、15年3月にあった市の食肉処理業務委託の調印式に知人が呼ばれていなかったため「腹ん立つ。どういうこつなのか」などと市職員を怒鳴り、机をたたくなどして式を中止させたとして、同年11月に辞職勧告が決議された。その後も不当要求行為などを理由に辞職勧告されている。
北口市議は現在7期目。初当選した1991年に県議に胸を触られるセクハラを受けたとして刑事告発(その後、起訴猶予)し注目を集めた。
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