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>>4333続き
こうした模様も、付近の防犯カメラには捉えられていた。駐車場付近の住民は、
「5年くらい前から停まっていました。普段はまったく動かず車体にはコケが生えていましたが、男の人がよく来ていて、一度車内を覗いた時は応接室のようにきれいに整っていました。自宅とは別の“趣味部屋”なのかと噂していたのです」
と言い、さきの記者も、
「県警は、この車こそが“犯行現場”だとみています。リンさんは首以外に、両手首にも縛られた痕跡があった。いたずら目的で連れ込んで車内で絶命させたのち、渋谷は再び軽自動車に乗り換え、遺棄場所を探して利根川沿いを行き来していたと思われます」
捜査本部のある我孫子署に勾留されている渋谷は、雑談には応じ始めたものの、事件については認否も含めて黙秘を続けている。
■“お気に入りの女の子の…”
その卑劣漢は、地域の裕福な家に生まれ育った。
「母親はもともと隣の鎌ケ谷市の地主の出で、郵便局員だった父親は婿養子。渋谷はリンちゃんと同じ小学校を卒業し、地元の中学から近くの県立高校へと進みました」(近隣の住民)
高校の同級生が言う。
「当時から180センチはありましたが、性格は大人しく、体に似合わず字は丸文字だった。高3の時、オタクが読むようなアニメのエロ本を持ってきて、クラスの隅でノートにアニメタッチの女の子の裸を描いていました」
卒業後は栄養関係の専門学校に進むが、1年で中退。
「20歳の頃に北海道へ渡り、食品関連の仕事に就きながら現地で結婚するのですが、まもなく離婚。7年ほどで関東に戻り、コンビニや飲食店を転々としましたが、いずれも長続きしませんでした」(前出住民)
その間に父母を亡くし、2001年には、母親が所有していた4階建て自宅マンションを一棟丸ごと相続。月額数十万円の家賃収入で暮らせる身となったのだが、9年前には市内の中華料理店で1年近く勤務していた。当時同僚だった男性によれば、
「マンションの大家さんなのに、と聞いたら『維持費とか何とかで支払いが大変で、働かないと生活できない』って冗談ぽく笑っていました。奥さんは一回りくらい下の中国人で、生まれたばかりの子がいた。その頃は彼も朗らかでしたが、数年後にフェイスブックやラインで繋がりができてからは、たびたび愚痴っぽい書き込みをしていました」
例えば15年の誕生日には、友人らとのラインにおいて、
〈一番言って欲しい人から、なにも言われていない…(中略)やっぱり…嫌われたな(中略)また、さみしい春になった〉(4月14日)
また別の日には、自身の娘の友達についての記述と思しきものが――。
〈お気に入りの女の子の秘密の誕生日パーティーの予定が、余計な嫌いな子供たちまで来た。(中略)家族と親戚で用意したパーティーは中止!! 女の子はがっかりしていたけど…自業自得!! 〉(4月25日)
〈4月29日は、知り合いの女の子の誕生日…(中略)今、現在何も連絡が来ない…以前から、ドタキャンやすっぽかしをする娘なので警戒していてよかった〉(4月29日)
などと、女児への感情を露わにしていたのだった。
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17/05/07 20:30:00