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- 15/09/11 09:07:48
建設会社「南山建設」(京都市伏見区)の男性社員(当時36歳)が自殺したのは長時間労働による過労などが原因として、京都府京田辺市の妻(41)と長男(9)、長女(7)が同社に計1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁は10日、同社側に慰謝料など1億円の支払いを命じた。
堀内照美裁判長は「社員の健康を守るべき安全配慮義務に違反した」と述べた。
判決などによると、男性は1997年に入社し、2009年5月以降、不動産の契約書や家賃請求書の作成などを担当。
早朝、夜間の残業などが重なり、営業課長だった11年5月24日に「抑うつ状態」の診断を受けた。
同月26日朝、社長に診断書を見せたが、男性を休ませることはなく、数時間後に自殺。
京都南労働基準監督署が12年1月、自殺は過労が原因として労災認定した。
判決は時間外労働が約2年にわたって、恒常的に100時間以上に及び、自殺前の約6か月は平均で月約129時間、連続10日以上の勤務も4回あったと認定。
「診断書を見ていたのに負担軽減の措置を取らなかった」などとした。
YOMIURI ONLINE
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