- ニュース全般
- 医療
- KDDI-SA33
- 06/08/26 12:03:06
ﾋﾞｰﾙ１杯で顔真っ赤、食道ガン“危険度”８倍以上
ﾋﾞｰﾙ１杯で顔が赤くなる人は、普通に酒が飲める人と比べ食道ｶﾞﾝになるﾘｽｸが少なくとも８倍以上にのぼる事が、国立病院機構大阪医療ｾﾝﾀｰ(大阪中央区)の辻仲利政・外科科長らの研究ｸﾞﾙｰﾌﾟの調査で明らかになった。
飲酒時に顔が赤くなる｢ﾌﾗｯｼﾝｸﾞ反応｣は、ｱﾙｺｰﾙから代謝されたｱｾﾄｱﾙﾃﾞﾋﾄﾞが原因。ｱｾﾄｱﾙﾃﾞﾋﾄﾞを分解、無毒化するｱﾙﾃﾞﾋﾄﾞ脱水素酵素の正常型をもつ日本人は半数程度で、完全に解毒できない欠損型をもつ人との間で差が生まれる。
辻仲科長は平成14年、国立療養所久里浜病院(当日)などの医師らと、東京と大阪の食道ｶﾞﾝ、頭頸頭ｶﾞﾝ患者約400人、健常者約1400人を調査。その結果、正常型の人が少量飲酒した場合に比べ、8.84倍もの食道ｶﾞﾝの発生ﾘｽｸがあり、さらに１日３合以上飲酒すると、実に114倍ものﾘｽｸがある事が判明した。
辻仲科長が、経験から指摘する｢食道ｶﾞﾝにかかる典型的な例｣は、営業職などに配属され、酒が弱いのに接待など付き合いで無理に飲むようになり、次第に普通に飲めるようなｹｰｽという。
- 0 いいね
